洲本市では、地域と都市部の大学が連携し、地域が抱える課題の解決や、地域の魅力を再発見して地域を盛り上げていく「域学連携事業」に取り組んでいます。
この度、域学連携事業の一環として、龍谷大学教授らで設立したPS洲本株式会社(洲本市本町)が事業主体となり、洲本市が所有する農業用ため池の水面に太陽光パネルを浮かべ発電させる、フロートソーラー発電所が設置され、平成29年1月30日に竣工式が行われました。この事業は、市からため池を借り受け、島内の金融機関などから事業資金の融資を受けて行われています。
水面へのパネルの設置は、地元業者指導のもと学生達も手伝い、発電後の維持管理は地元の水利組合が行っていきます。また、地域の資源を活用して再生可能エネルギーを生み出すだけでなく、売電収入等で得られた利益は地域の活性化に役立てられることから、地域貢献型再生可能エネルギー事業として期待されています。
塔下新池フロートソーラー発電所の概要
設置規模 | 72.8kw(発電パネル280枚) |
出力 | 50kw |
設置面積 | 0.1ha(ため池面積の1/3) |
事業費 | 22百万円 |
事業期間 | 21年(設置・撤去期間含む) |
年間発電量 | 8.6万kwh(一般世帯の約24世帯分の消費電力に相当) |
事業主体 | PS洲本株式会社 |